2025/10/26　ランクル80　ランドクルーザー　ディーゼルエンジン　オーバーホール　1HZ・1HD　～その3～　　　~ランドクルーザー・プラド・サーフ・シルビア・スカイライン・ＧＴＲ・８６・ＲＸ７・Ｌ型・旧車・中古車のことなら　PARTY　熊本へ

今回はランドクルーザー80のエンジンオーバーホールを御紹介いたします。その3。
1HZや1HDといわれる4200ディーゼルエンジンです。
歴代ランクルシリーズに搭載されている、世界最強ディーゼルエンジンの一つです。
(※今回は新品部品を利用してのヘッドオーバーホール)

◎新品エンジンヘッドの搭載
画像は似てますが、割れてしまった元のヘッド取外しと逆工程です。
やはり重たいのでエンジンクレーンにて、2人ががりで微調整しつつ搭載します。

◎ヘッド周辺部品の取付
搭載した新品ヘッドに、様々な周辺部品を新品にて組付けます。
カムシャフトのバルブクリアランスも精密に調整します。
※弊社は工場内に冷暖房があるので、ある程度はメーカー指定の温度環境にてバルブクリアランスの測定が可能です。
※今回と別件ですが、レース用エンジンン製作の場合は、完全なる温度管理環境のエンジン製作室で組み上げます。

◎噴射ポンプ＆噴射ノズル＆タイミングベルト関連
このタイミングで噴射ポンプ＆噴射ノズルも、精密にオーバーホールしました。
強くコダワリがありまして・・・噴射ポンプは、リビルト済の他人様ポンプに交換するのではなく、
元々ついていて長年このエンジンと共に稼働していたポンプを精密にオーバーホールします。
当然ながらエンジンとの相性が抜群ですし、ハズレ粗悪ポンプを引き当てる可能性がないことを『最大メリット』としています。
とても時間はかかりますが、苦笑。
タイミングベルトやウォーターポンプやサーモスタットも新品交換です。

◎その他の消耗品類を新品交換

いよいよエンジンは完成間近です。
次回は、エンジン続編とランクル80によくある周辺修理を御紹介いたします。

・・・その4へつづく・・・

※整備士募集中です。
今時では珍しい、時間をかけた精密整備ばかりを行います。
正しく丁寧に特殊技術を伝承します。
良い仕事をするために工場内は冷暖房完備です。
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