2025/10/13　ランクル80　ランドクルーザー　ディーゼルエンジン　オーバーホール　1HZ・1HD　～その2～　　　~ランドクルーザー・プラド・サーフ・シルビア・スカイライン・ＧＴＲ・８６・ＲＸ７・Ｌ型・旧車・中古車のことなら　PARTY　熊本へ

今回はランドクルーザー80のエンジンオーバーホールを御紹介いたします。その2。
1HZや1HDといわれる4200ディーゼルエンジンです。
歴代ランクルシリーズに搭載されている、世界最強ディーゼルエンジンの一つです。
(※今回は新品部品を利用してのヘッドオーバーホール)

◎画像は取外したエンジンヘッド
エンジンの上半分であるヘッド単体画像です。走行距離30万キロ強のエンジンです。
予測通りでしたが、はっきりと割れています。
いわゆる予燃焼室が、6気筒すべて割れていました。
なんとなく馬力が弱いと感じながらも、普通に動いていた車輌です。
私の予測・違和感のもとでの大作業でしたが・・・やはりヘッドを外して大正解でした。

次の施工アプローチとしては、日常的に施工しているRB26やSR20や昭和カワサキバイクのように、
このヘッドをさらに細かく分解して修理をすることも可能です。
(※RB26・SR20・昭和カワサキ等は、同時に強化部品を組み込むので、多少意味合いは異なります)
今回は幸いなことにトヨタ部品から、新品ヘッド単体の部品供給がまだありました。
強化メニューを施工するわけではないので今回は新品を使います。

◎トヨタ部品から購入した新品ヘッド
新品ヘッドは当然ながら、ヘッド単体なので周辺部品は付属しません。
このタイミングで、IN・EXのバルブ周辺も全て新品部品に交換します。
大トルク＆指定角度で締め付けるヘッドボルトも、必ず新品に交換します。

◎新品バルブなどの組付け
近年の新品部品では必要性は低いですが、念のためにバルブあたり面も確認します。

◎新品ヘッドガスケット
ヘッドガスケットには種類があります。
トヨタの整備要領書サービスマニュアルに従って正しい品番を選択します。

・・・その3へつづく・・・

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