2025/05/31　R35GTR　MY20ニスモ　ブーストアップ　DCT清掃　ECUTEK制御　その4・完成・完結　　~ランクル・プラド・サーフ・シルビア・スカイライン・GTR・86・RX7・L型・L6・旧車・中古車のことなら　PARTY　熊本

今回は、R35GTR　ニスモ　ブーストアップ　DCT清掃　ECUTEK制御　を御案内致します・・・その４・完成・完結
MY20ニスモなので新車保証も終了し、いよいよオートポリスサーキット走行に活用するとのことです。
◎R35GTRを、正しくブーストアップする際に、必要になるであろう部品一覧をその１で御紹介しました。
その２・３では、各セクションの製作工程を、　パーツの新・旧や、　施工のBefore・After　、として画像をまとめました。

◎完成・完結の、その４ではダイナパックテスト走行装置を活用した、ECUTEKコンピューターの現車セッティングを御紹介いたします。

◎ECUTEKコンピューターの現車セッティング
テスト走行装置であるダイナパックを活用しながら、コンピューターの現車セッティングを施工します。
R35GTRにはECUTEKコンピューターを使っています。
ECUTEKにより、R35の点火時期・燃料噴射・可変バルタイ・ブースト・各種温度補正・DCTクラッチ制御等を最適化します。
何の数値をどう変えれば、どういう結果になったというデータ数値が、ダイナパック画面や手元のＰＣに正確に表示されてゆきます。
数値として可視化しながらコンピューターの現車セッティングを行うので、精密で正確に最適な施工ができます。
車には個体差があるので、現車セッティングはとても大切だと考えています。

◎ダイナパック(最新鋭のテスト走行装置)
ダイナパックにはタイヤの代わりに、専用アダプターを介して車輌を装着します。
画像のような感じで装着します。
ダイナパックには、R35GTRの車両情報を(ギヤ比・ファイナル比・車重・タイヤ外径などなど)使用前に設定します。
ダイナパックには、アクセル全開だが指定回転数で回転数を500回転毎に順次頭打ちさせたり、坂道傾斜％などを入力したり、様々なシチュエーションを設定します。
それにより、実際にGTRがサーキット走行をしているような負荷をかけながらのコンピューターセッティングが可能です。
単なる馬力測定装置ではありません。(当然ながら馬力測定可能ですが、それはセッティング作業のほんの一部です)
数千万円する機材ですが、これがないと正しいセッティングはできません。(超頑張って導入しました・苦笑)

◎690馬力(ローラー式換算・公式600×1.15として)
画像はダイナパックに表示された馬力・トルクです。
ブースト圧を４段階分セッティングしました。
今回、正しくブーストアップ施工を行った結果は、エンジンに無理をかけずに690馬力でした。
690馬力あればオートポリスサーキット走行では、なかなか良いタイムが狙えるでしょう♪
※余談ですが、私が心血を注いで超入魂製作したSR22エンジンが590馬力なので、ブーストアップで690馬力はうらやましい限りです・笑

◎タイヤ交換・空気圧センサー交換
サーキット走行準備としてタイヤを新品に交換しました。
併せて空気圧センサーも新品交換＆新規センサー設定を行いました。
※サーキット走行R35に、ランフラットタイヤは推奨しません。

◎クラッチ学習＆クラッチポイント調整
DCTオイルの新品交換に併せて、クラッチ学習＆クラッチポイント調整も行いました。
超低速時のフィーリングが、より良くなったと思います。

◎ここまで4話にわたりR35GTRのブーストアップを御紹介いたしました。
丁寧に精密に施工した結果、ノーマルとは別物といってよいほど、素晴らしく軽快で楽しい車輌に仕上がりました。
GTRオーナーＴ様からも、お褒めの言葉をいただきました。

◎ご興味ございましたら、株式会社ＰＡＲＴＹまでお電話ください。

・・・完・・・

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