2023/04/15 スカイラインER34でモータースポーツを始める・その3 ~ランクル・プラド・サーフ・シルビア・スカイライン・GTR・86・RX7・L型・旧車・中古車のことなら PARTY 熊本へ
今回は≪ER34でモータースポーツを始める・その3≫を時系列にてご案内します。
大分県・I様からの御依頼です。
スカイラインER34GTターボ・無改造車をベースにして製作します。
扱いやすく乗りやすい車輌に仕上げます☆
皆様の御参考になれば幸いです。
◎その3、はサスペンション関連に関する製作工程。
MT換装や外装セミレストアを完成し、いよいよ本格的なカスタマイズ開始です☆
モータースポーツ用のサーキット仕様製作です。
弊社では、これからモータースポーツを始めるよ♪という御客様へのはじめの一歩は、『曲がる・止まる』の車輌性能向上から推奨しています。
※華やかな馬力アップのカスタマイズは後回しが良いと思います!
◎フロントアッパーアーム
前輪のキャンバー調整を可能にします☆
操舵時や、コーナーリング時の車輌特性を決める最大ポイント部品です。
他のアッパーアームと比較すると高額ですが、重要ポイントなので弊社では好んでこれを使っています。
◎上・強化タイロッドの、ロールセンター補正機能付き&切角アップ機能付き
◎下・ピロテンションロッドの、ターンバックルによるキャスター角調整機能付き
いずれも前輪において重要ポイントです。
この2点部品はモータースポーツとは関係なくても日産車には装着推奨部品です。
◎ハイキャスキャンセルロッド
スカイラインシリーズにはハイキャス(後輪の自動操舵)が付いています。
モータースポーツ時にはハイキャス動作はドライバーに違和感を与えます。
全否定まではしませんが、弊社では取外しを推奨しています。
※この時代におけるハイキャス制御を指します。
◎フルタップ式車高調・減衰力調整機能付き
車高調も最初はスプリングレートが硬すぎないモノが良いでしょう。
スプリングに対し車高変更やプリロード変更に便利なフルタップ式や、ダンパーに対し減衰力調整機能などの、微調整機能は必ず必要です。
いわゆる万人向け車高調を数年使うと、ドライバーの好みも見えてきます。
二回目の車高調交換時には、人それぞれの御要望が出ると思います。
◎2WAY式LSD
LSDはFR車であればモータースポーツとは関係なくとも装着推奨部品です。
後輪に駆動力(トラクション)をかけることが目的です。
薬剤ではありません・笑
ちなみに寒冷地の車輌には、業務用ハイエースなどにもついています。
LSDタイプの何WAYがお好みかは、人それぞれでしょう。
◎強化ブレーキパッド
強化ブレーキパッドの種類は、すごくザックリいうと
『➀街乗り主体で、サーキット走行までカバーするタイプ』
『➁サーキット走行主体で、街乗りまでカバーするタイプ』とに分かれます。
まずは➀の街乗り主体タイプがクセがなく無難だと思います。
サーキット走行の頻度や、サーキット走行の練度に合わせ後々➁に移るでしょう。
走行タイムが速くなってくると、BIGキャリパー交換へのステップアップも視野に入ります。
・・・その4に続く・・・