2019/02/03 RX7・FD3S・その①・修理&ブーストUP編 ~ランクル・プラド・シルビア・GTR・86・RX7・ポルシェ911・中古車のことなら PARTY 熊本へ
《今回から複数回はRX7・FD3S話題です。その➀修理&ブーストUP編》
FD3Sは私も好きな車です♪
軽量車体にハイパワーエンジン搭載で、足回りや重量バランスも良い素敵な車☆
しかし①複雑なターボ制御システム・②複雑なバキュームシステム・③繊細で短命なロータリーエンジンという弱点もある車です。
◎さて本題。
FDオーナーのF様は、エンジン不調とのことで㈱PARTYに初御来店です。
数年前に他店様で購入とのこと。不調を数店舗に相談したが完治しないとのこと。
◎弊社にはロータリー専用のエンジン圧縮測定器(電子式コンプレッションゲージ)もあります。
ひとまず測定した圧縮圧力は、低いがギリギリ正常値。6カ所の圧縮数値差もまあOK。
このエンジンはまもなく寿命だなと思いつつも、不調原因は別にあるようです。
◎オーナーF様の御意向は、これからもずっと所有するとのコト。
今回こそは時間や費用がかかってもしっかり完治希望とのコト。
◎走行距離も多いエンジンなので、大前提としてエンジンOHは決定。
しかし現在の不調を解決してから、次の段階でエンジンOHに進もうと思います。
㈱PARTYの作業は、迷路に迷わぬように『1つ1つ解決する』ことにしています。
◎ここでパワーFCを投入。
今後の流れでパワーUPも決定したので、診断器としての役割も含め1台2役です♪
パワーFCがあれば、多数のセンサー達を同時にチェック&実働確認できるので修理機材としても便利♪
当然ながら作業後半のパワーUP作戦では、現車CPUセッティングに用います。
◎不調の結論
パワーFCの効果もあり、不調の原因特定はスムーズに終了♪
不調原因は予想通り・・・複雑なバキューム式制御システムでした。
有名な話ですが、FDのターボ制御&バキューム制御はかなり複雑です。
この制御は新車時には優秀な方法だったと思います(マツダの情熱も伝わります!(^-^))
※しかし新車時から約20年過ぎた今では、多数の不調原因となります。
ほぼ全てのFDで起きるトラブルです。皆様も気を付けてください。
◎オーナーF様には、好調になったFDにブーストUPセッティングを行い仮試乗していただきました。(※本作業前の洒落です♪)
圧縮の落ちたエンジンですが『仮』仕様として楽しんでいただきました♪
◎FD3S・その➁に続く・・・