2022/07/17 プーリーキットによる水温対策・キャビテーション対策・R34GTRとRX8  ~ランクル・プラド・シルビア・GTR・86・RX7・L型・旧車・ポルシェ911・中古車のことなら PARTY 熊本へ

◎今回は水温対策・キャビテーション対策の『サーキット走行編』を御案内致します。
下記に登場する2台に対し、ほぼ同様の作業が重なったので、御参考に良い機会と思います。
2台共に優良社外品の大型ラジエーターや大型OILクーラーは既に装着済☆
街乗りでは大渋滞&エアコン全開でも全く問題なしナシの冷え冷えです♪

◎ところがオートポリスサーキットでのアクセル全開スポーツ走行となると、更なる対策が必要でした・・・

GTR RX8 キャビテーション プーリー GTR RX8 キャビテーション プーリー GTR RX8 キャビテーション プーリー TE37ホイールGTR RX8 キャビテーション プーリー TE37ホイール
◎ケース1・R34GTRの場合
表題の水温対策も兼ねますが、パワステOILのキャビテーション泡立防止を主目的とします。
600馬力クラスGTRでサーキットを走ると、クネクネセクションでは結構なドリフト走行になります。
素早いハンドル操作を連続周回で繰り返すと、パワステOILが吹きこぼれます(日産車の定番)

対策に用いた部品は、遠路アメリカから届いたATI製クランクダンパープーリー(エアコン対応品)です☆
具体的内容は、水ポンプやパワステポンプを駆動する、クランクプーリーの直径を小径化させます。
駆動元を小径化することで、被駆動側の回転が遅くなり、泡立ち防止(=オーバーヒート防止も同義)になります♪
ダンパープーリータイプなのでエンジンメタル保護にも好影響です♪
反面、少しだけハンドルが重くなりますが、普通は気にならないレベルです。
※タイヤ&ホイールは同時に行った仕様変更画像(タイヤは練習走行用アジアンラジアル)

GTR RX8 キャビテーション プーリー TE37ホイールGTR RX8 キャビテーション プーリー TE37ホイール
◎ケース2・RX8の場合
意味合い的には上記のGTRと全く同じ考え方です。
RX8の場合は、表題の水温対策も兼ねますが、オルタネーターの過回転抑制が主目的です。
高回転が楽しいロータリーエンジンですが、高回転を回すとオルタネーター過回転によりバッテリーが吹きこぼれます。
バッテリー液が吹きこぼれると塗装が傷み、すぐに車体がサビます。
このRX8も既にバッテリー液被害で塗装が傷んでいたので、再塗装も行いました。
※バッテリー液は怖いです。

対策に用いた部品は、RE専門ショップ様のプーリーKITです。
こちらは被駆動側を大径化することで回転数を抑制します。
反面、アイドリング時の発電量は若干落ちるでしょうが、普通は気にならないレベルです。

◎弊社デモカーのシルビアも全く同じことを行っています。
御興味がございましたら、株式会社PARTYまで御連絡ください(^-^)・・・完

PARTY入魂の自信作☆その目でお確かめ下さい!!