GT-R部門
『GTR』~それは日本最強であり皆の憧れの車~
PARTYでは32・33・34のGTRシリーズも
積極的に整備・製作・研究しています。
(私、米崎もBNR34・VスペⅡを所有)
GTRは誰もが認める日本最強のスポーツカー♪
所有する喜びやステイタス感も日本車ではトップクラス!
実力的にもエンジンノーマル状態のブーストUPで400馬力を出力する
ハイポテンシャルのスーパースポーツカーです。
しかしながら、そのハイポテンシャルが誤解や勘違いを生んでいます。
お手軽400馬力は故障前提の諸刃の剣であること、
馬力先行型でバランスが崩れた危うい改造が存在すること、
改造ばかりでなく愛機GTRを延命させる為にすべき内容があること・・・
PARTYはそれを正しく踏まえGTRに接していこうと思っています。
華々しいイメージのGTRとは真逆ですが、
PARTYは正しく地味に誠実にGTRを整備・製作します。
GT-R レースエンジン製作 RB26 ~第2世代GT-R チューニング~
◎レースエンジン製作
◎ブレーキ強化
◎BODY補強
GT-R長寿命対策 RB26 ~第2世代GT-R 永遠に~
(正しい作業かどうかは別として・笑)ここではパワーUP論ではなく愛機GTRと末永く付合うための長寿命対策をご紹介します。
すなわち約30年前に設計されたRB26の弱点対策と言い換えることもできます。
弱点を下記4項目に分けました。ご覧ください☆
その①
㈱PARTYが考える第二世代GTRの致命的な弱点は純正タービンです。
走行距離に関係なく不幸を招く弱点部品です。(BNR34を除く)
当時の技術でパワーとレスポンスを両立するためには仕方なかったのでしょう。
レスポンス重視の純正タービンは耐久性が少なく、破損するとエンジン本体まで再起不能にします。
走行過多によるエンジンのヘタリはフルOHで甦ります☆それは心配無用です。
しかしタービン破損で傷ついたエンジンは残念ながら再起不能です。
BODYもエンジンも新車搭載時のものを使いたいのがオーナー心情ですよね?
タービン交換というと大改造な気がしますか?
部品セレクト次第では600馬力のレース用戦闘機にも仕上がりますが・・・
ここで長寿命対策として御案内するタービン交換はもっと穏かなものです(笑)
タービンメーカーも日産純正タービンと同じギャレット製です。
純正同一メーカーの・・・現代技術版・強化タービンを推奨します☆(※現行のニスモタービンと同等品です)
強化タービンゆえに当然ながらエンジン本体を使用不能にするような破損はしません。
しかもボールベアリング技術により純正タービンよりも軽快です♪
RB26のタービン交換は大がかりな作業です。時間も費用もそれなりに必要です。
それでも弊社が推奨する予防整備の観点から強くオススメしたいメニューです!
その②
RB26は水漏れ&OIL漏れが頻発します。
6連スロットル・大型サージタンク・水冷式インマニ・ツインターボ・・・その複雑な造りにより、現在でも最強クラスのハイパワーエンジンですが、複雑ゆえに細かい水漏れ&OIL漏れは、持病のように発生します。しかも目視では極めて発見しにくいです。
にじみ程度なら心配ありませんが、やがてひどくなると大きなトラブルを起こします。通常は工具が入らない箇所も多数あります。
タービン交換の際に、各部消耗品の同時交換を推奨しています。
その③
純正状態での冷却能力が全く足りていない。
その他の日産スポーツ車にも言えますが、ハイパフォーマンスエンジンに対してのラジエターやOILクーラーのサイズが小さ過ぎます。
特にRB26は、真夏の街乗り渋滞でエアコン全開にしていると、あわやオーバーヒート寸前なんてこともあります。
左上画像はスポーツカー『はじめの一歩KIT』と命名している弊社推奨の部品セットです。
このHPのスポーツカー部門にて詳細説明しています。主に日産スポーツカーの弱点対策部品セットです。
メリットばかりの愛機を守るための部品セットですので、そちらも御一読ください。
その④
GTRは重量が重く、ブレーキへの負担が大きい。
ブレーキ話題は①②③に比較すると神経質になるほどの弱点ではありません。
しかしながら・・・ハイパワーハイスピードなGTRでブレーキに整備不良があると極めて危険です。
走行距離が少なくとも、年式的に考えるとキャリパーOHを推奨します。あわせてオーナー様の使用目的に合った強化ブレーキパッド装着もおすすめです。